突き詰めると・・・

  • 2015/02/20(金) 13:54:03

誰にでも人に譲れないものがある。

信念であったり、こだわりであったり、自分なりの正義であったり。

でもその根底を探ると、必ずしもそこに正しさはないこともある。

ある旧家に嫁いだか弱い母がいる。

私はお茶くみをしていればいいと言われたのに、こんなに付き合いが大変だとは思わなかった。

私はお父さんに騙されて連れてこられた、と夜な夜な幼い息子に愚痴る。

息子は成長するにつれ、かわいそうな母を何とか楽にさせてあげたいと家事全般をこなす、やさしい息子に育った。

一本気な少年は、かわいそうな人は助けてあげなければならぬと、正義に燃え、

電車の中でお年寄りに席をゆずらない若者にいらっとさえする。

そして自分の伴侶に選んだ女性は、母に似た少しか弱い女性。

彼女をサポートしてあげたいと、全力で仕事をし、家事をし、妻が仕事から帰るのを待つ日々。

それこそ全力で。

いつしかそれが当たり前になったとき、状況は変わってしまう。

俺はなぜこんなことをしているのだろう・・・?なぜ、感謝さえされないのだろう・・・?

妻にしてみれば、家事が大好きな夫なのになぜ最近いらいらしているのだろう・・・?

そしてこの結婚は破たんに向かいます。

この物語は実話です。

母の愚痴がいけないとか、好きでやってることなのに感謝を求めるな、とか、嫁が甘えすぎ、とか

そういう是非は一旦横に置いといて、

この主人公の、世の中では正しいはずの正義感が、

かわいそうな母を助けたい一心の優しさから育った思いやりが、

必ずしもいい方向に進まなかったという1例。

自分の未来の足かせになっている常識(こうあらねばならない、正しくなければいけない)に、

縛られていることはありませんか?





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