少年の名はジルベール☆

  • 2016/05/19(木) 12:22:39

初めて竹宮恵子のマンガを読んだとき、「あ、この人のマンガ、好き」と思った。

それ以来、竹宮恵子の名があるとそれを追いかけるように読んでいた私はまさにリアル世代。

デビュー作からずっと好きな作家だった。

初期のころからのちの「風と木の詩」に続く、少しドキッとさせるような美しい、はかない少年が登場していたが、

名作「地球へ」で才能が熟したと感じ、「風と木の詩」で私はぶっ飛んだ(私も少女だったのでね)

でも、竹宮先生の趣味はわかっていたので、ついにやったか!でもよく編集者が許したな、と思っていた。

たぶん、当時の竹宮ファンは皆同じことを思っていたに違いない。

その作家・竹宮恵子のマンガ家人生の中に、あんなにも息苦しい嫉妬と羨望があったとは。

若い作家が早くに才能を認められて、若いうちに世間に知られるという成功をおさめていたのだから、私にとってはあこがれの的だったのだ。

当時、竹宮恵子と萩尾望都を、すごい才能が出てきたと思っていたのだが、なんとなく両巨頭の才能が火花を散らしているような気がしていたものだ。

だけどそれはどうやら間違いで、竹宮先生の一方的な萩尾先生の才能に対する息苦しいまでの嫉妬と羨望があったという。

それは、書きたい少年愛ものを書かせてもらえないというジレンマもあったようなのだが、やはり人は自分にないものを求めるのか。

竹宮恵子という人も、まぎれもなく天才なんですけどね。

いつからか、この人は教育の場にフィールドを移しているという。

竹宮作品を追っかけていたかつての「美しい少年」ファンの私はさみしい限り。

先生がまたいつか書いてくれることを、心待ちにしている。

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