映画「蘇生」☆

  • 2016/02/08(月) 16:35:48

人類はどこまで地球を汚し続けるのか・・・?

どうすれば・・・? 何をすれば・・・?

そこから、白鳥監督は「微生物による環境の蘇生」にたどり着いたそうです。

映画では、沖縄大学の比嘉教授が微生物にたどり着くまでと、その微生物たちがどのように地球に変化を与えているかが丁寧に描かれている。

私はどんな映画かも知らずに行ったので、会場にEM菌とやらが売っているのを見て、???な状態でした(^_^;)けどね、

映画を観終わってから、買っときゃよかった~~と思いました(・.・;) ぜひ使いたい!

それほど私にとってこの映画は良かった。

映画が終わってから、いろいろ調べると、

微生物がセシウム濃度を下げるとか、なぜかホメオパシーとか、それからスピとかは、

「トンデモ科学」と言われていて、世間からは賛否両論であることを知ったのだけど、

私はこんなにも、私たちが壊し続けた地球環境に対して、真摯に向き合っている人たちがいるのだということにとても感動し、涙が出てきました。

トンデモでもいいではないか。

そこには確実に実る作物があり、

セシウム濃度の下がった土地があり、

原爆症を免れた人たちがいるのだから。

あざ笑う人たちのほんの一部でも、ここに向き合っている人がいるのだろうか?

どんな形であれ、どんな手段であれ、

このままではいけないと、自分にできる努力をする、

この微生物にかかわっている人たちの後ろ姿に、

私は今まで何もしなかった、ではこれから何ができるのだろうと、問いかけていました。

映画の最後に

あとから続く

可愛いもののために

という詩があり、

それを聞いているとき、暗闇の中で確かに

私は腕に孫を抱いていました。

あとから続く

愛おしいものを。







スポンサーサイト

ハイヒールを履きたくなる映画☆」

  • 2014/11/02(日) 00:24:34

「グレースオブモナコ」を見てきました。

ミュゼ行って、ゆっくりご飯食べて、8時過ぎのレイトショーにちょうどいいなと思っていたら、

なんと、映画は9時過ぎの上映で・・・

でもここまで待ったので、あと1時間ゆっくり本屋で過ごしてから映画を見てきました。

実話の基づいているというこの映画。

冒頭、グレースケリーのハリウッド映画出演最後のシーンから始まる。

その、ニコール・キッドマンの後ろ姿の気品のあることなりきってますね~

映画のストーリーは、始まってすぐどこからかすーすー寝息が聞こえてきて、

早ッ!!と思ったけど、それも仕方ないかと思うくらい盛り上がりも盛り下がりもあまりなく・・・

わたしとしては、60年代のヘアスタイルと洋服はとても楽しいし、

なんといってもニコールはとてもきれい・・・

この人、トムクルーズと離婚してからとってもきれいになったと思う。

でもね、ドアップの連続で・・・

しかもここまでアップにしなくても・・・と思うくらい、

もう、あごのラインの見えないくらいド!アップの連続なのです。なんでやん

すでに亡くなっているとはいえ、ハリウッド女優と小国の大公とのおとぎ話のような結婚の、その美しい主人公の顔やイメージは

世界中の人々の記憶にまだ新しく、

いくらド!!アップにしてもニコールとグレースはあまり似ていないし、顔だちをごまかすことはできなかったかも・・・

ニコールが演じるのだから、似せなくてもいいじゃん・・・という感じ。

そして、大公妃として周囲から孤立し、言いたいことも言えず孤独を深めていくグレース。

結局ヒッチコックから言われた言葉「グレース、君はフレームの端にいてはいけないよ」で、大公妃としてモナコをしょって立つ覚悟をするのだ。おそっ!

余談だけど、グレースはヒッチコックのことを「ヒッチ」と呼ぶ。

ヒッチコックって、ヒッチが名で、コックが姓?それとも愛称?

結局、ストーリーもまるでフランスが悪者だけど、

世界大戦が終わって、日本を含め高度成長期に沸いていたとはいえどの国も国の財政はひっ迫し、

そりゃフランスにしてみれば、どんなに長い歴史の由緒ある国で、どんなに美しくとも、お荷物でしかない。

結局、税をかけることもなく、めでたしめでたしになったのは、フランスがすごいとしか言いようがないのよね~~

フランス人はこの映画を見て、どう思うのかしら?

そしてね、覚悟ができた後のグレースは、宮殿の中でもめったに会えないレーニエ大公に「愛してるわ」と言う。

思わず「ほんとか?」と思ってしまった私でした。

だって、この映画の仲の二人の描かれようは、

まるで、この世紀のおとぎ話ウエディングを否定しているように見えていたので、

このセリフはまるで、取ってつけたように思えちゃったのです。

ひねたおばさんにはこの映画、見終わってからハイヒールを履きたくなる以外は突っ込みどころ満載でした


綿々と続く時代のなかで「永遠のゼロ」

  • 2013/12/23(月) 15:28:45

久しぶりに戦争と向き合った自分。

ベストセラー小説のこの原作を理由があって私はまだ読んでいないのに、まず映画から入ってみました。

超ネタばれです

  *     *     *

妻子のために自分は死にたくない、必ず帰ると言い続ける男、宮部久蔵。

己を捨て、国のために死ぬことが美徳とされたこの時代、悲しみや苦しみを胸の奥に隠して敵を一矢を報いることが名誉だったこの時代に、どんなに蔑まれても、謗られても、殴られても「生きる」と言う宮部は何より命の重さを知る男だった。

ある者は彼をひきょう者と言い、ある者は彼に嫌悪を抱く。

それでも彼は「生きる」ことに固執する。

訓練中の事故で亡くなった学生を上官は「たるんでいるからだ」と罵倒するのに対し、教官だった宮部はどんなに殴られても「伊東少尉は立派な男でした。軍人の風上にも置けない男ではありません」と言い続ける。

どんなに上手く飛行できるようになっても宮部は学生たちに「可」を与えず、いきり立つ学生たちに命の尊さを説く。

そんな宮部は誰よりも上手いゼロ戦乗りだった。

しかし教官である彼は、教え子であるにわか仕込みの特攻隊員達が敵に撃たれ、敵母艦に届きもせず海の藻屑と消えて行くのを見続けていくうちに参ってしまい、ある決意をする。

何より大事な妻子を他のものに託し、自分が特攻に志願する。

自分なら敵の攻撃をかいくぐり、敵の母艦に突っ込めるのがわかっている宮部だった。

  *     *     *
つらくて哀しい物語。

そして劇中のセリフにもあったように、「つらくても物語は続けて行かなくてはならない」

そう、今この時も物語は綿々と続いている・・・

戦争下で何より「生」を渇望しても叶わなかった人々の思いを私たちは忘れないようにしなければならない。

私ごとになるけど、ヒプノセラピーによって私の子が過去世でゼロ戦乗りだったことが解ってから、私はこの原作がどうしても読めなかった。

終わった過去世であることはわかっていても、過去世における幼いころのやさしげな様子が現世の私の子と瓜二つで、どうしても同一人物のように思えてしまい、

今は戦争のない平和の日本だと言うのに、何より本人が現在、人生を精一杯楽しんでいると言うのに、

それでも私は我が子を死神にとられてしまったようなやり切れない哀しさが押さえられない。

愚かだとは思うけれどどうにもならなくて、劇中のゼロ戦に乗っている若い人の姿を目にするだけで涙が止まらなくなってしまって、映画の最初から最後まで泣き通しだった

あのヒプノの夜から「私の永遠のゼロ」は始まっていたのだと思う。

でも映画を見ることによって、ちゃんと百田さんの原作と向き合える心づもりが出来たので、

今から原作を読もうと思っています。






遅ればせながら・・「生存者あり」

  • 2013/11/18(月) 11:42:32

いつも私は世間より数年遅れますが、休日の夜に

wowowで撮りだめてある中から「生存者あり252」をチョイス。

2008年の映画ですから3.11の前の映画なんですね。

史上最大級の巨大台風によって起こった津波が東京を襲うパニックムービー。

監督は日テレのプロデューサー?でもお台場でフジの社屋がボロボロにやられてます

原作は「海猿」の原作者、小森陽一さん、得意分野ですね?

私は「海猿」も見てないけど、もとレスキューの隊員だった設定の伊東英明さん、

こういう役柄が続くと、海上保安庁から消防へ転職した感じです

3.11見てるせいか、津波がちゃちく感じますが、ニッポンの技術でもうちょっと何とかならなかったものなのか・・・

いよいよ生存者発見!となってからの劇的救出シーンに何故か当事者でもない気象予報士の顔がたびたびアップ!これは、事務所との兼ね合いでこの女優を出すと最低何分アップにしなきゃならないとかいう約束でもあるのか!?

誰も死ななくてよかったけど、助からないか?助かった・・助からないか?助かった、という繰り返しはちょっと飽きた・・・

韓流人気の時代の映画らしく、閉じ込められるウチの一人が韓国の子だったけど、やる気のない医者のインターンで超ヒネてる山田孝之君(私、山田君のファンです)が「日本に来ていかがわしい商売して稼いでんじゃねえよ!」みたいな台詞があって、まあ、正直!と思ってしまった・・・

と、突っ込みながら見ていました。ヒネてるインターンドクターより私、ヒネてます

ですが3.11以降何があっても不思議じゃないと言うことを思い知らされた経験をしている我々は、レスキューの知識、身につけておくといいかもしれない。

これからは、義務教育の必須科目にすべきですね。ほんと、必要だと思います。

そうすることによって、いざというときに助ける自衛隊や消防の人だって助かるし、

そういう経験をすることによって、助ける側の職業を目指す子供達も増えて行くかもしれない。

文科省のお役人さん!考えてみてください!

ガリレオ「真夏の方程式」!

  • 2013/07/19(金) 11:42:05

御存じ日本のきれいどころ代表の福山雅治を堪能できます。

な~んてね のっけからこれか!なんて思わないでください。

あの大きいスクリーンでアップの福山を見て、カンヌで「貴公子のような俳優」と称されたこの人を堪能しないで、何の楽しみがあるだろうか、というものである。

これぞ女子の楽しみ。

で、肝心の映画はというと、私は涙2回でした。

今回のテーマは「親子愛」 ネタばれ気をつけてください


愛される故に過去を持ってしまった母と娘。

愛するゆえに犠牲になる男。

たった一人の幸薄い女のねたみと欲が、家族を守りたい少女の心にとてつもなく重い十字架を背負わせてしまう。

大人たちはそれぞれに少女を守ろうとする、秘密を抱えたまま。

そして、また殺人事件が起こる。

二人の父の、愛するが故の罪に私は涙せずにはいられなかった。

それぞれがおおきな秘密を持っているのだが、それぞれがそれを知っている。

口に出さないことで過去をなかったことのように封印したのもまた愛するが故なのだ。

その愛の深さに、殺人の罪の深さは別にして、子供を持つ親として共感せずにいられない。

ただね、殺人トリックにこの汚れなき少年をつかわなければならなかったこと、そして結果的にこの少年にも大きな十字架を背負わせてしまったことがやるせないが、

最後にガリレオ先生は言う。「君は彼に本当の事を伝えなければいけない」と。

罪の連鎖を止めるためには「本当の事実」を伝えなければ、巻き込んでしまった少年への懺悔にはならないのだ。

それにしても・・・重ねて言うが、

この幼い男の子になんという罪を与えてしまったのだろう・・・

インタビューで福山は「最初に、少年は博士と会った。というフレーズを見てこれだと思った」と言っていたけど、

このガリレオ博士と少年のひと夏の触れ合いが、過酷な運命を背負わされてしまった登場人物の悲惨さをどれだけ和らげてくれていることか・・・

そこが救いだし、私はこの少年に、この夏の博士との思い出だけは美しい思い出として昇華させて欲しいと願う。

最後に、前田吟さんと白竜さん、やっぱ、演技の年季が違うわ~

それと吹雪じゅんさん、ホントにこの人、かっわいいわ~ 50代でも可愛いのね~

ぜひ、ご覧あれ~